iPS細胞を活用した心臓病の細胞療法の実用化に向け共同事業を開始

I Peace, Inc.(アイ・ピース)の医療用iPS細胞を活用し、Avery Therapeutics(アベリー・セラピューティクス)が心臓病治療用培養皮膚片(MyCardiaTM)を作製、共同して臨床応用を目指す。

独自技術の開発によりiPS細胞を安価かつ大量に提供への道筋を開くことに成功したI Peace(アイ・ピース)と、培養皮膚片による疾病治療や筋肉組織損傷の治癒法の開発に注力するAvery Therapeutics(アベリー・セラピューティクス)は、心臓病治療に向けた細胞療法の臨床応用を目指し役務提供契約を締結いたしました。同契約の下、I Peace(アイ・ピース)はGMPグレードのiPS細胞ならびに関連技術サービスを提供し、Avery Therapeutics(アベリー・セラピューティクス)が心臓病治療用培養皮膚片(MyCardiaTM)を作成します。

Avery Therapeutics(アベリー・セラピューティクス)は、iPS細胞技術を心臓病治療に活用し臨床試験の承認を最も早期に申請する企業の一つとなるものと見込まれます。本共同事業のゴールは、この画期的な技術を治療に応用するための認可を取得し、心臓病治療用培養皮膚片を常備品にすることにより、世界で数千万人にも上る心臓病に悩む方々の生活の質の向上をもたらすことにあります。

本事業に用いるiPS細胞は、京都にあるI Peace(アイ・ピース)の最先端の技術を組み込んだGMP(医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理)適合の基準製造施設において作成されます。この施設はPMDA(医薬品医療機器総合機構)ならびにUSFDA(米国食品医薬品局)の求める基準に沿って設計されており、近畿厚生局より特定細胞加工物製造許可を得ています。そこでは施設、機器のみならず、細胞提供者募集、スクリーニング、採血、iPS細胞策世知、保管、運搬までの一連の工程まで包括的な検証プログラムにより製品の安全性が担保されています。特に商業用途の細胞提供者募集ならびに医療用iPS細胞作製の一連のプロセスについては、米国の独立倫理審査委員会(IRB)の承認を得ています。これら高い基準に沿ったI Peaceの細胞提供体制が、今回の共同事業につながりました。

Avery Therapeutics(アベリー・セラピューティクス)は独自の再生医療技術を今後様々なタイプの心臓病や、心臓以外の疾病などその適用範囲を広げる予定で、I Peace(アイ・ピース)との共同事業によりiPS細胞が安定供給され、様々な疾病に苦しむ方々の支援につながることが期待されます。

I Peaceは企業・研究機関向けの臨床・研究用iPS細胞の提供に加え、個人向け医療用iPS細胞作製・保管サービス「マイ・ピース(MiPSC)」の提供を開始しており、既に顧客数名の血液からのiPS細胞の製造を開始しています。来年からは提携医療機関での受付も始め、本格的に展開する予定です。今回のAvery Therapeutics(アベリー・セラピューティクス)との協業により、多くの方々の手に高品質なiPS細胞を届け、再生医療や創薬の未来に貢献する、というI Peaceのミッションの実現に一歩近づくことができました。

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