アイ・ピース (I Peace) は、この程、ウィルス・インテグレーションフリーで作製された、臍帯血由来のクローナルGMP iPS細胞ラインを樹立し、提供を開始しました。
この細胞ラインは特許の権利関係も整理され、ワンストップライセンスクリアランスが可能です。したがって当該iPS細胞ラインを用いることにより、移植再生医療用途、創薬用途のいずれにおいてもスムーズに開発を進めていただく事が可能です。
これによりアイ・ピースの提供するGMP iPS細胞ラインナップはさらに充実したものとなりました。臍帯血由来iPS細胞ライン、血液型O型女性由来iPS細胞ライン、HLAホモiPS細胞ライン、成人末梢血由来Non-T細胞由来iPS細胞ラインの4種類のラインアップにより、これまで以上に幅広い細胞医療開発ニーズにお応えすることができるようになりました。私たちアイ・ピースは、今後さらに多くの企業にiPS細胞ならびに様々な細胞に関連する製造受託(CDMO)サービスを提供し、iPS細胞由来の医療がより身近なものとなるよう、更なる貢献を重ねてまいります。
- ウィルスフリー
この度アイ・ピースが提供を開始したiPS細胞ラインは作製の過程においてもウィルスベクターやウイルスパーティクルを用いておりません。作製過程でウィルスを用いない事により、移植医療により使いやすいものになりました。 - インテグレーションフリー
新iPS細胞ラインはリプログラミング因子をゲノムへ挿入しないためキズを付けることが無く、またリプログラミング因子の残存もありません。 - 権利関係のワンストップクリアランス
iPS細胞の特許の権利関係はiPS細胞の臨床応用や創薬への使用には別途第三者との契約が必要であったり、追加でライセンス費用が必要であったり、非常に複雑でした。今般、提供を開始するiPS細胞ラインは特許関係を整理し、アイ・ピースと顧客の間の契約締結ですべての権利関係をクリアできる、いわゆるワンストップクリアランスを実現しました。 このことにより、iPS細胞をもちいた移植医療や創薬をする顧客の開発をより迅速にサポートできるようになりました。 - 日・米の規制に準拠した製造施設での製造
弊社の施設はPMDAから特定細胞加工物製造許可を取得し、米国の21CFR210/211, ICHQ7の規制に準拠した施設で製造しております。また、iPS細胞の専門家集団が作製しており、より品質の高いものを提供しております。
私たちアイ・ピースは、今後さらに多くの企業にiPS細胞と細胞関連の製造受託(CDMO)サービスを提供し、iPS細胞由来の医療がより身近なものとなるよう、更なる貢献を重ねてまいります。